多様化している障害者支援

ハンデを持つ人のサポートと一口に言っても、どのようなことをするのかというとケースによります。
しかし、身体が不自由な人に対しては、まず考えられるのが身体介助です。
障害者のサポートを行う介護士は、自立した生活をおくれるように、移動や身の回りのことなどを手伝います。
ですが、人によって不自由な箇所は違いがあり、どのような形で補助していけば良いのかも異なるため、一人ひとりの状態をきちんと把握しておかなければなりません。

また、障害者のサポートでは、すべてを介助してしまえば良いというのではなく、本人の身体機能は活かし、必要最小限の介助をしていくことが、QOLの向上につながっていきます。
したがって、手厚いサポートを行うためには、医療やリハビリなどの知識が必要になることもあるようです。

それから、障害者に必要とされるサポートは、なにも身体介助だけではないことも理解しておきましょう。
障害を持つ方の中には、健康上は問題がなくても、知的な部分や精神的な部分でハンデを抱えている方もいます。
そのような方は、社会生活をおくる上で、自分で事務的な手続きが出来なかったり、仕事をして収入を得ることができなかったりすることもあります。
ですから、支援の形も多岐にわたります。
障害者施設の中には、障害者の就業支援を行っているところもあるので、福祉業務の視野を広げたい方は、そのようなところにも目を向けてみるといいかもしれません。